葬儀の望みは5か条で がん末期女性が届けた手紙

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高橋美佐子
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 肺がんで66歳で逝った介護職の女性が亡くなる前に書いた手紙が先月、朝日新聞社に届きました。自身の葬儀に望むことや、どんな思いを込めて「終活」をしたのかがつづられていました。いわば最期のメッセージ。長男に話を聞くと、女性はふさぎ込む時期を経た後、世話好きな本来の自分を取り戻して旅立っていったそうです。(高橋美佐子)

 手紙の差出人は、長野県茅野市の山岸泉さん。6月22日の早朝、市内の病院で、肺がんのために亡くなった。旅立ってまもなく長男の利光さん(40)が、母の遺品に未投函(とうかん)の1通を見つけて郵便局へ持って行った。

 「読者より」として、朝日新聞社に届いた封筒の消印は7月8日。折り畳まれた便箋(びんせん)4枚の冒頭は「『葬儀』の手続き」という書き出しで、3枚目に自分の葬儀が執り行われる際の望みが五つ、記されていた。

■葬儀への望み、息子と共有…

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