参院選後初となる臨時国会が1日開会し、れいわ新選組の木村英子、舩後(ふなご)靖彦の両参院議員が初登院した。重度の身体障害のある2氏の議員活動に支障がないよう、本会議場の議席改修といったバリアフリー化が行われたが、介護費用の負担のあり方など多くの課題が残されている。
午前9時過ぎ、木村氏は国会正門に到着すると、支援者らを前に「私たちが求めてきた、介護を必要とする障害者が重度訪問介護サービスを使って就労することは認められなかった」とあいさつした。
重度訪問介護とは、重度の身体障害者らを対象に入浴や食事、外出時などを支援する制度。利用者の自己負担は最大1割で、上限は月3万7200円。自己負担分以外の費用は公費でまかなっている。厚生労働省によると、2019年3月時点の利用者は全国で1万1253人。ただ、個人の経済活動を公費で支援することに賛否があるとして、通勤時や自宅・職場で働く間の利用を認めていない。
この制度を、木村、舩後両氏…
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