ペンギンと自分だけの世界 40歳写真家が初めての個展

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伊藤恵里奈
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 GLAYやMIYAVIなど有名アーティストと親交があり、ライブ撮影を手がけてきたカメラマンによるペンギンの写真展が、東京都港区東京ミッドタウン内で8月2日から開かれる。撮影場所はペンギンの楽園として知られる南太西洋フォークランド諸島。長期滞在して撮影したえりすぐりの写真が集められた。

 撮影したのは、世界各地の海の生きものを撮ってきた写真家の岡田裕介さん(40)。埼玉県出身で、2003年にフリーの写真家として独立。イルカやクジラ、マナティーなどの水中写真や、北極海のシロクマなど海辺の生きものの写真を撮ってきた。

 「大自然の中でも、ライブ会場でも、被写体のいい瞬間を切り取る点では変わらない。撮影自体が好きでアウトプットを考えていませんでしたが、40歳という節目を迎えて初めての個展を開こうと思った」

 今回展示される57点の写真は、季節を変えて3度長期滞在中に撮影された。岡田さんは「滞在した島は観光客の立ち入りが制限されていたので、見渡す限り人間は僕一人という状況でペンギンに寄り添いながら撮影できた。ペンギンのしぐさは愛嬌(あいきょう)があり、人間の子どもの行動と重ねあわせてみていると飽きない」と語る。

 朝焼けでピンク色に染まる空…

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