「勧誘がすごい」 自民の各派、初当選組取り込み活発化

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豊岡亮
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 自民党の各派閥が25日の会合で参院選を総括した。所属議員の当落により受け止めはさまざま。派閥は「数が力」。今後の党役員や閣僚の人事で有利な立場になるために、派閥に所属していない初当選組を取り込もうとする動きが活発になっている。

 竹下派は現職7人全員が当選。茂木敏充会長代行(経済再生相)は会合で「たいへんいい結果。現職議員の全員当選を果たすことができた」と報告した。

 一方、岸田派の会合では会長の岸田文雄政調会長が「大切な4人の同志を落選させてしまった。誠に残念で断腸の思い」と厳しい表情で振り返った。岸田氏の地元・広島選挙区で派閥最高顧問の現職が議席を失うなど現職4人が落選した。派閥幹部は「岸田氏にとっても派閥にとっても衝撃だ」と「ポスト安倍」レースへの影響を懸念する。岸田氏は「選挙の借りは選挙で返す。衆院選に向けて一致結束、努力をしていかなければならない」と再起を誓った。

 党内最小派閥の石原派は現職…

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