錦糸町のクラブ、増えるバングラ人 案内に応じて店内に

有料記事

吉沢英将 稲垣千駿
[PR]

客引き、詐欺…強まる警戒

 東京有数の歓楽街・錦糸町で外国人クラブに客引きをしたとして、警視庁は、バングラデシュ国籍の男(40)ら2人を東京都迷惑防止条例違反などの疑いで逮捕し、19日発表した。この地区では外国人クラブで料金の支払いをめぐるトラブルが相次いでおり、同庁は警戒を強化。同国籍の男性が経営する今回の店でもトラブルを把握しており、解明を進める。

 警視庁によると、逮捕容疑は5月21日、東京都墨田区江東橋3丁目の路上で通行人に付きまとい、近くの「クラブペガサス」を案内したなどというもの。

 錦糸町地区の外国人クラブでは、クレジットカードで決済したのに使えないと偽り、二重に料金を支払わせて約32万円をだまし取ったとして、同国籍の店長(41)が今月1日に詐欺容疑で逮捕された。昨年12月にも同様の詐欺事件で、日本国籍を取得した元バングラデシュ国籍の別の店長(48)が逮捕されている。こうした被害相談は昨年99件(計約3800万円分)、今年も6月までに63件(計約2200万円分)あり、深酔いしていた例が多いという。

 警視庁は店への立ち入り調査を進めるとともに、この地区で不正利用が増えているとしてカード会社に注意を呼びかけている。

バングラディシュ人が増加

 6月、金曜の夜。JR錦糸町駅(東京都墨田区)南口から路地に入ると、客引きが次々寄ってきた。外国人の姿も目立つ。「お兄さん、どうですか」。丁寧な言葉遣いに足を止めた。

 アジア系の男性は、聞けばバ…

この記事は有料記事です。残り627文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら