「中央対地方」の様相 自民2人擁立、きしむ広島選挙区
松島研人 北村浩貴
参院選(21日投開票)も最終盤。自民党が21年ぶりに2人を公認し、議席独占を狙う広島選挙区(改選数2)では、擁立をめぐって地元県連と党本部で分断が生まれた。野党系の現職と三つどもえの激戦となっている現地の状況は――。
2人目擁立「大義名分ない」
14日正午、広島市内の商店街。マイクを握った自民総裁の安倍晋三首相は新顔の河井案里氏(45)を紹介し、こう付け加えた。「(得票は)2番にしていただきたい」。会場には、党総裁外交特別補佐の夫・河井克行氏(衆院広島3区選出)も姿を見せた。
約30分後、首相は約500…
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