身柄確保の男「パクりやがって!」 京アニに恨みか

京アニ放火

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 18日午前に起きた京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオの火災で、放火したとみられる男(41)が警察官に取り押さえられるのを、近隣住民が目撃していた。

 現場近くに住む福祉施設職員の女性(61)が午前10時35分ごろ、自宅のインターホンが鳴ったため外に出ると、玄関左の路地に大柄な男が倒れていた。あおむけで、ひざを立てていた。白いTシャツに紺色のジーパン姿。両腕はやけどで皮がめくれ、右足から小さな炎と煙が出ていた。Tシャツはめくれ、腹に刺青のようなものがみえた。髪はチリチリに焼けていたという。

 息も絶え絶えの様子で、女性が「大丈夫ですか?」と声をかけても返事はなかった。女性は火事の被害者だと思い、ホースで水をかけた。救急車が来るのを待っていると、数人の警察官が来て男を取り囲み、「どうしてこんなことをした?」「どこから入った?」と問い詰めたという。男は恨みつらみのようなことを言い、「パクりやがって!」という一言がはっきりと聞こえたという。

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