秋田)新たに2人が着任 大館市の地域おこし協力隊

加賀谷直人
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 秋田県大館市の地域おこし協力隊に7月から新たに2人が着任した。中国籍の馬鳴(ばめい)さん(43)と盛岡市出身の藤川琴里さん(21)で、秋田犬と一緒に暮らしながら魅力をPRする「秋田犬ふれあい隊」の3期生として観光交流施設「秋田犬の里」にある展示室の運営などを主に担当する。

 北京市の大学を卒業した馬さんは2002年に来日、日本語を学んだ。一時帰国して教師をしていたが7年前に再来日して秋田市で働いていた。中国人観光客のために語学力を生かす。「大館の観光のために力になれれば」という。

 藤川さんは仙台市のペット専門学校を卒業し、ペットホテルで働いた経験がある。1級愛玩動物飼養管理士資格を取得している。犬が好きだという藤川さんは「これまでの経験を生かして役に立ちたい」と話す。

 秋田犬の飼育状況や大館の魅力をSNSなどで発信、交流・定住人口増加策の一翼を担う。2人が飼う愛犬のデビューは来年になるという。任期は来年の3月31日までで、最大36カ月まで更新可能だ。(加賀谷直人)

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