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　２日に岡山市中心部で開幕するおかやま桃太郎まつり。初めて開催される岡山城のプロジェクションマッピングの試験上映が７月３１日夜にあり、黒い外壁から「烏城（うじょう）」の異名を持つ岡山城が色鮮やかに浮かび上がった。

　プロジェクションマッピングは岡山城周辺で２、３の両日にある「烏城夏まつり」の目玉企画。警備上の理由で中止となった納涼花火大会に代わるイベントとして企画された。

　高さ約２０・５メートル、幅約２３メートルの天守閣をスクリーンに、コンピューターグラフィックスの映像を次々と投影する。映像は「桃太郎伝説」や「岡山城の歴史」などをテーマにした約８分間。烏城の名にちなんだ金色のカラスのほか、桃太郎の一行が鬼と「うらじゃ」を踊る場面もある。音楽に合わせ、立体的で迫り来るような映像を楽しむことができる。

　烏城夏まつりは午後４時から午後９時半まで。プロジェクションマッピングの上映は午後７時４５分開始で、観賞無料。（榧場勇太、高橋孝二）