学力調査「指定市で最下位」 大阪府知事がボーナス返上
小中学生が受ける全国学力調査の大阪市の平均正答率が、一部の教科で全国20の政令指定市の最下位になったことを受け、前市長の吉村洋文・大阪府知事は31日、ボーナスを全額返上する意向を示した。市長だった昨年8月、次に最下位になれば返上すると明言していた。
学力調査は全国の小学6年と中学3年を対象に毎年実施。大阪市は指定市のなかで、小6国語が最下位だったが、他の4科目では最下位を脱した。
吉村知事は31日の会見で、「様々な努力をして成果が出た。学校もよく頑張ってくれた」としつつ、「約束したことは実行する。結果責任を負うべきだ」と返上の理由を述べた。日本維新の会を通して、国内の被災地に寄付するという。
一方、松井一郎・大阪市長は同日、記者団に「ボーナス返上は、大阪市の子どもへのプレッシャーになるのでやめてほしい」と述べていた。
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