岩手)旧料亭建物、見えぬ活用策 花巻市、解体も視野

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溝口太郎
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 岩手県花巻市の中心市街地にある料亭跡。市が6年前に取得したものの、活用が進んでいない。市は民間事業者に利活用案を募り、民間資本での整備を探ることを決定。7月中旬から現地見学の受け付けを始めたがまだ申し込みはない。取得や改修などで既に8900万円近く投じてきたが、解体も視野に入れているという。

 市が利活用案を募るのは同市吹張町の旧料亭「まん福」。1935(昭和10)年建造で、旧花巻市街の老舗料亭として、政財界人の迎賓や情報交換などにも利用されていたが、2010年に閉店した。

 閉店後、「活性化に使って欲しい」との要望が地域の住民団体などからあり、市は13年11月、議会の議決を経て所有者から敷地約3800平方メートルを5800万円で買収。木造2階建て約1千平方メートルの店舗などは寄付を受け、集会場に改修する計画をたてていた。

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 市は同年、3080万円を投…

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