ゴーン氏妻、日本の司法批判 「日産と検察が人格攻撃」

有料記事ゴーン前会長

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 会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)の妻キャロルさんが、テレビ電話を通じて朝日新聞の単独インタビューに応じた。弁護人の高野隆弁護士も、テレビ電話で同席した。主なやり取りは以下の通り。

 ――ゴーン前会長が昨年11月に逮捕された時のことを教えてください。

 「私はパリからニューヨークに向かう飛行機の中でした。飛行機を降り、電話を取ってから私の人生は一変しました。息子から、カルロスが逮捕されたという電話を受けた時のショックは今も続いています」

 ――その後、前会長との連絡は付いたのですか。

 「いいえ。彼と手紙のやり取りができるようになったのは1月中旬~下旬ごろで、初めて対面したのは2月25日だったと思います」

 「東京拘置所の印象は、とても憂鬱(ゆううつ)で、重たいものでした。接見後に自分の部屋に戻ると、胸が張り裂ける思いでした」

 ――前会長が一度保釈された時にはどのような思いでしたか。

 「人生で最も幸せな日の一つでした。彼を触って抱きしめました。拘置所で会う時にはガラス越しで、刑務官もいるので本当に思っていることは言えませんでした」

 ――4月に前会長が再逮捕された時の様子を教えてください。

 「午前5時50分ごろ、チャイムが鳴ったのでとても驚きました。狭い部屋に恐らく20人ぐらいが入ってきて、カルロスに『逮捕します』と告げました」

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 「私はパジャマ姿のまま部屋…

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