「海の森水上競技場」完成式典 五輪ボート・カヌー会場

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山口史朗 斉藤寛子
【動画】海の森水上競技場が完成 レガッタや式典も=江口和貴、熊倉隆広撮影
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 2020年東京五輪パラリンピックでボート・カヌー会場となる「海の森水上競技場」(東京都)の完成披露式典が16日、あった。東京都の小池百合子知事が「(五輪では)世界最高峰の試合が繰り広げられ、連日、世界中の多くの方々に感動を与えると確信している。大会後も、様々なイベントで活用していきたい」とあいさつした。

 式典後はボートの名門、英オックスフォード大とケンブリッジ大のOBチームを招いての「完成記念レガッタ」も行われた。

 ボート・カヌー会場はもともと新設予定だったが、小池知事が16年8月に就任後、方針が二転三転した。小池知事が任命した都の調査チームが大会コスト削減のため、宮城県の長沼ボート場への変更を提言。「復興五輪」を強調する知事自ら視察にも訪れた。その後、国際オリンピック委員会や国などと協議したが、費用面や東京からの距離などを考慮し、最終的には新設となった。こうした経緯には被災地に複雑な受け止めも広がった。会場はゴミを埋め立てて東京湾に造った人工島で、帰属をめぐって江東区大田区が争っている。

 都によると、施設の一部を仮…

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