日本勢初のパラ金、競技採用は五輪より前 パラ卓球とは

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榊原一生
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 パラ卓球は、第1回大会の1960年ローマ・パラリンピックから実施されています。日本選手が初めてパラリンピックで金メダルを取ったのも、この競技。64年東京大会でした。五輪で卓球が採用されたのが88年ソウル大会なので、それよりもずいぶん前です。

 ルールは基本的には、健常者の卓球と同じです。使う卓球台やネットの高さも同じ。ただし、公平に競技ができるよう、障害の種類や程度に応じてクラス分けがあります。

 パラリンピックでは、肢体不自由と知的障害の二つに分かれます。肢体不自由の選手はさらに車いすを使うクラスと、立って競技をするクラスに二分され、それぞれ障害の程度によってTT1~5、TT6~10の5クラスに細分化されます。数字が小さいほど障害の程度は重いことを表します。

 選手たちは体の一部の機能を…

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