宮城)横綱鶴竜関、1500人前に土俵入り披露 南三陸

佐々木達也
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 宮城県南三陸町志津川のベイサイドアリーナで4日、大相撲の横綱、鶴竜関が約1500人の町民らを前に土俵入りを披露した。

 日本相撲協会が復興支援のため、各地を回る企画の一つ。太刀持ちの正代関、露払いの錦木関を従えて入場した鶴竜関が、片足を高々と掲げて勢いよく床を踏みしめると、会場いっぱいに詰めかけた人たちから「ヨイショ」の大きなかけ声がかかった。

 土俵入りに先立ち、協会理事の芝田山親方(元横綱大乃国)が「大地を鎮めるという土俵入りで、みなさまと心を一つにして、親睦を深めたい」とあいさつ。鶴竜関も「心を込めて土俵入りをしたい」と力強く語った。

 同町での「復興横綱土俵入り」は震災直後の2011年6月以来2回目。災害公営住宅に妻と2人で住む宮川安正さん(79)は「これからの生活を考えると大変だが、横綱に後押しされた思いだ」と喜んでいた。(佐々木達也)

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