ドイツは緑の党が躍進 中道2勢力は沈む 欧州議会選

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ベルリン=野島淳
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欧州議会

 欧州議会で最大の96議席を抱えるドイツでは、環境政党「90年連合・緑の党(緑の党)」が前回2014年の欧州議会選から得票を倍増させ、国内2番手に躍進した。新興右派政党もやや伸びた一方、中道の左右両勢力は後退を余儀なくされた。

 緑の党の筆頭候補のケラー氏は26日、地元公共放送に「驚くべき結果だ」と喜んだ。緑の党は前回得票が10・7%だったが、今回20%を超える見込み。ドイツでは、環境保護やエネルギー問題が今回の欧州議会選のテーマとして大きく注目され、追い風となった。

 割を食って歴史的な敗北を喫したのが、中道左派社会民主党(SPD)だ。前回得票の27・3%から15%程度まで大きく沈み、第3党に後退する見通しだ。

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