患者を生きる・眠る「ナルコレプシー」(4)
強い眠気、笑うときなどに全身の力が抜ける「情動脱力発作」……。千葉県の駒沢典子さん(49)は薬を使い、ナルコレプシーの症状とうまく付きあってきた。だが体重の増加が、新たな悩みになっていた。
「食事制限だけじゃ、どうしようもない」。あるとき、胃を小さくする手術があると知った。もちろん不安もあったが2004年、群馬県の病院で手術を受けた。自然と食べる量が減り、手術後に体重は20キロほど落ちた。
4年ほど前のことだ。テレビ…
連載患者を生きる
この連載の一覧を見る- 戸田政考(とだ・まさとし)朝日新聞記者
- 科学医療部記者。再生医療やゲノム編集などの基礎医学に面白さを感じ、現在は医療全般を取材。気候変動問題もライフワーク。フットサル年50回が目標。テンションとコレステロールは高め。