患者を生きる・眠る「ナルコレプシー」(2)
突如おそってくる強い眠気は、ナルコレプシーという病気によるものかもしれない。「きちんと診てもらいたい」。千葉県の駒沢典子さん(49)は中学2年のとき、高校生になったら病院に行くと決意した。
30年以上前のことだ。インターネットで簡単に検索はできず、電話帳をめくり、近くの病院に精神科があるのを見つけた。
高校1年のある日。学校の授業が終わり、急いで家に帰った。親の保険証をこっそり借りて、制服のまま自転車で病院に行った。
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脳波を調べた医師から、「ナ…
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連載患者を生きる
この連載の一覧を見る- 戸田政考(とだ・まさとし)朝日新聞記者
- 科学医療部記者。再生医療やゲノム編集などの基礎医学に面白さを感じ、現在は医療全般を取材。気候変動問題もライフワーク。フットサル年50回が目標。テンションとコレステロールは高め。