五輪・パラ会場をアサガオいっぱいに 子どもが種まき

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斉藤寛子 前田大輔

 2020年東京五輪・パラリンピック全会場の観客入場口を、子どもたちが育てたアサガオが彩る――。そんなプロジェクトを大会組織委員会が進めている。花には歓迎メッセージを添え、国内外から訪れる人たちをもてなす。

 24日午前、東京都江東区の都立臨海青海特別支援学校で、小学部1年生25人がアサガオの種まきをした。児童らは鉢の中央に指を押し当てくぼみをつくり、種を数粒まいて、丁寧に水をあげた。男児のひとりは「いっぱい飲んでね」と水やり。種まきを終え、教員に「よくできました」と言われた児童らは、笑顔で教員とハイタッチした。

 知的障害のある児童らは、体験を通して動作を身につけられる。プロジェクトに向け、種まきや水やりを2度練習し、やり方を覚えた。座ったままの作業が苦手な児童は、鉢をベンチの上に置き、立って作業するなどした。

 プロジェクトは、五輪・パラ…

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