屋久島の入山協力金3300万円着服容疑 元職員を告訴

屋久島通信員・武田剛
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 鹿児島県屋久島町や県などでつくる屋久島山岳部保全利用協議会(会長=荒木耕治町長)の会計担当だった40代の男性元職員が、入山時の協力金などを着服したとされる問題で、同協議会は22日、計3300万円を着服したとして業務上横領容疑で元職員を屋久島署に告訴した。町関係者が明らかにした。

 告訴状などによると、元職員は2018年、登山客らから任意で集めた入山協力金や登山バスチケットの売上金などを個人の銀行口座に入れるなどして着服。パチンコやインターネットの競馬で使ったという。元職員は問題発覚後の今年2月、免職された。

 入山協力金は町条例に基づき、町から委託された同協議会が登山客1人当たり日帰りで千円、山中泊で2千円を集める制度。し尿処理やトイレ清掃などに使われている。

 荒木町長は同日、「捜査機関に全面的に協力したい」とコメントを出した。(屋久島通信員・武田剛)

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