新潟)長鳴き鶏がルーツの「にいがた地鶏」

有料記事

荒海謙一
[PR]

 その肉は、イノシン酸やグルタミン酸などのうまみ成分が多くジューシー、そして脂肪分が少なくヘルシーともいわれる。

 新潟県農業総合研究所の畜産研究センター(三条市)が2004年に食肉用としてデビューさせた「にいがた地鶏」だ。新潟原産で天然記念物にもなっている長鳴き鶏の「蜀鶏(とうまる)」に他の在来種を掛け合わせ、肉質や味の評価が最も高かった組み合わせで誕生した。

 旧栃尾市の菅畑地区(現長岡市)は、にいがた地鶏の一大産地。生産組合は年間約4千羽を育て、鶏舎では黒っぽい羽毛の地鶏が群れ、自由に動き回る。ストレスを与えない平飼いといわれる飼育法で、エサには地元産コシヒカリも与えている。ここでは、幼少期を栃尾で過ごした戦国武将上杉謙信の幼名にちなみ、「虎千代鶏(とらちよまる)」という愛称がつけられている。

ここから続き

 生産組合はにいがた地鶏のデ…

この記事は有料記事です。残り901文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら