解散風、都構想を後押し? 維新のカードに公明屈した形

有料記事大阪都構想

吉川喬 半田尚子 坂本純也
[PR]

 大阪維新の会公明党大阪府本部は、大阪都構想の是非を問う住民投票実施に向けて都構想の実現を前提に議論を進めることで基本合意した。維公幹部が19日に会談し、月内にも共同会見して合意内容を発表する方向になった。夏の参院選との同日実施もささやかれる衆院の「解散風」が、両党の背中を押した。

 「建設的に話し合いができた。まとまる方向で一歩踏み出せた」。会談から一夜明けた20日、維新代表の松井一郎大阪市長大阪市内で記者団に対し、公明の姿勢を歓迎した。

 松井氏や公明府本部の佐藤茂樹代表(衆院議員)ら幹部11人は19日に会談。維新がめざす来秋から冬の住民投票実施が現実味を帯びてきた。

 都構想は大阪市を廃止して東…

この記事は有料記事です。残り784文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

大阪都構想

大阪都構想

2020年11月1日、大阪都構想の2度目の住民投票。橋下徹大阪府知事(当時)が提唱してから約10年。大阪市を二分してきた議論に、市民が再び結論を出します。[もっと見る]