あのガトリンを本気にさせた桐生祥秀、その差0.01秒

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山口裕起
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(19日、セイコーゴールデングランプリ陸上2019大阪・男子100メートル)

 あのガトリンを本気にさせた。その差、0秒01。「最後の最後に勝てなかった。悔しい」。10秒01で日本選手トップの2位に入った桐生は、喜びよりも優勝できなかった悔しさのほうが上回った。

 スタートで出遅れた。すぐ左、3レーンには五輪と世界陸上の男子100メートルで、金メダルを三つも取った37歳が勢いよく飛び出していく。それでも、「焦らなかった。自分を信じた」。例年以上に冬場に走り込みをしたからフォームも乱れない。中盤過ぎに並ぶと、70メートル付近で「一瞬だけ前に出たかなと思った」。

 しかし、フィニッシュ直前で…

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