福島)米作り拡大、担い手不足 避難指示解除でどうなる

有料記事

江川慎太郎 深津弘
[PR]

 県内各地は田植えが真っ盛りだ。原発事故の避難指示が解除された地域では、作付けが少しずつ再開している。余った農地をまとめ、大規模な経営に活路を見いだす動きが広がりつつある一方、深刻な担い手不足が壁となっている。

 2017年春に避難指示が解除された浪江町北部の藤橋地区で今月、農業生産法人「舞台ファーム」(仙台市)が手がける初の田植えがあった。従業員ら5人が3日かけて作業し、約4・7ヘクタールに苗が広がった。

 舞台ファームが地主たちから田んぼを借りて生産の主体となる一方、地主も水の管理などを手伝う。つくったコメは同社の関連会社が買い取り、パックご飯などにして売る。

ここから続き

 震災前は1250ヘクタール…

この記事は有料記事です。残り841文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら