電動車いす、増える踏切事故 73歳、使用1週間で…

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川嶋かえ 大木理恵子
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 体が不自由な人や、運転免許を返納したお年寄りの生活の助けとなる電動車いす。便利な半面、命に関わる事故が後を絶たない。2018年は特に踏切内で電車にはねられる死亡事故が5件起き、前年の0件から急増した。警察や業界団体は注意を呼びかけている。

 警察庁によると、電動車いすの利用者が当事者となった交通事故死者は、08~11年は年間11~13人。12~17年は年間5~9人だったが、18年は15人に増えた。

 15人のうち、踏切内で電車にはねられた死者は5人で、当時69~90歳の男女だった。県別では兵庫2人▽山梨1人▽愛知1人▽和歌山1人だった。踏切での死者は08~17年に計4人で、急増したことになる。

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 要因の一つには、不慣れな状…

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