「イランの対応、抑制的だ」 鈴木一人・北大教授に聞く
構成・高田正幸 構成・高野裕介
イランが表明した核合意の一部履行停止はどんな意味があり、国際社会にどう影響するか。イランや中東の問題に詳しい北海道大の鈴木一人教授と、カイロ大のニビン・ムサアド教授に聞いた。
鈴木一人 北海道大教授(国際政治経済学)
核合意の一部について履行停止を表明したものの、イランの今回の対応はかなり抑制的だ。国際原子力機関(IAEA)の査察を拒むわけではなく、60日間の猶予期間も設けている。まだまだ核合意の理念を尊重していると言える。
一方、米国は、イラン産原油…
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