埼玉)さいたま東西間の鉄道整備 専門部会で課題検討へ

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森治文
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 さいたま市は、大宮駅やさいたま新都心駅と浦和美園駅の東西間を結ぶ鉄道整備について、有識者や住民代表らによる協議会の専門部会を設け、必要性の有無も含めた検討を始める。地元の一部から根強い要望があるが、何百億円とも見込まれる事業費や景観との調和、採算性などハードルは高い。

 市中央部の東西間の移動手段は今、公共交通機関はバスが頼りだ。大宮駅と浦和美園駅のほぼ中間にある見沼区の片柳地区からは、早朝の通勤時、大宮駅までの道がバスとマイカーの数珠つなぎになる。同地区に住む元市議の長谷川和久さん(72)は「電車があるなしで大違い」と嘆く。

 長谷川さんは、有志とともに20年前から鉄道の導入を要望し、約10年前に自ら代表を務める「片柳地区にLRTを導入する会」を結成し、市などに早期整備を要望してきた。

 LRTは、次世代型路面電車…

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