問われた医師の責任 国境なき医師団で触れた世界とは

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小川直樹
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国境なき医師団日本会長 黒崎伸子さん(62)

 長崎県時津町で開業医をしながら2015年3月まで5年間、「国境なき医師団日本」の会長を務めた。長崎大第一外科で小児外科医として勤務していた00年、病院の廊下で偶然目にとまったチラシに応募してみたのがきっかけだった。

 病院で働く中で、女性がもっとリーダーにならないとと思う半面、自分にその能力があるのかと考えては悶々(もんもん)とする日々だった。業務が増えて、患者とのふれあいの時間もとれなくなっていた。大学での医療活動に行き詰まりを感じていたとき、何か違う世界に飛び込んでみようと思った。

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 翌3月に退職。4月にスリラ…

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