東京五輪期待の選手、卒論も泳ぎも前向き 高橋繁浩

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 2020年東京五輪で勝負強さを発揮してくれそうな予感がする選手がいる。競泳女子平泳ぎの渡部香生子選手だ。

 11年の日本選手権で鮮烈なデビュー(100メートル2位、200メートル3位)を飾った時、彼女はまだ15歳の中学3年生。体が浮き、絶妙なタイミングで蹴りだすキックの泳ぎに魅了されたのを思い出す。

 12年ロンドン五輪、13年世界水泳に出場し、着実に力を伸ばしていった。14年の国際大会(パンパシ)で優勝。15年には世界水泳200メートルで逆転優勝を果たし、選考会を待たずして16年リオ五輪出場権を獲得した。期待が一気に高まるのと同時に、計り知れないプレッシャーがのしかかっただろう。

 だが、リオ五輪で女子200メートルを制したのはチームメートの金藤理絵選手だった。準決勝で敗退した彼女はどのような心境で決勝レースを見ていたのだろう。心の葛藤は相当なものだったはずだ。

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 実は1月、あるパーティーで…

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