ソースに続き「塩」顔、人面魚出没 色白で頼りない感じ

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三沢敦
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 人面魚ブームで沸いた平成もあとわずか。山口県光市の冠山総合公園・修景池では「塩顔」で銀色の人面魚が出没して話題を呼んでいる。池では昨年、ソース顔で金色の人面魚も見つかった。公園管理事務所は「人面魚が金銀そろうのはめでたい」と喜んでいる。

 昨年見つかった人面魚は彫りが深く、目鼻立ちがくっきりた金色のコイ。古代ローマの彫刻みたいに威厳のある風貌(ふうぼう)だ。

 事務所の担当者から「人面さん」と名付けられ、案内板「池のお友達」にも「カープちゃん」や「リボンちゃん」「金魚ちゃん」ら人気のコイとともに写真入りで紹介されている。園内で購入した100円のエサを手に、「人面さん」を探す来園者も少なくない。

 だが、濃いソース顔の「人面さん」は最近、人前にあまり姿を見せない。代わってやってくるのが、「彼」なのだ。

 体の色はシルバー。本物の目の手前にある二つの穴が、しょぼくれた小さな目のように見える。色白でのっぺりしていて、どことなく頼りない感じの「塩顔」だ。「案内板とはちょっと違うぞ」とうすうす感じながらも、混同してこちらを「人面さん」と呼ぶ親子連れもいる。

 正面から見た顔が人間の目鼻…

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