滋賀)AI搭載ロボ、キャベツ自動収穫 彦根で実験
大野宏
【動画】無人でキャベツを自動収穫するロボット。AIが上部と側方からのカメラでキャベツを認識し、走行方向と引き抜く高さを自動制御する=大野宏撮影
人工知能(AI)を搭載したロボットで露地栽培のキャベツを自動収穫する試験が2日、彦根市日夏町であった。収穫時の人手不足を解消してコストを削減し、経営規模の拡大につなげることが目標だ。
立命館大(草津市)や北海道農業研究センター、農機具メーカーなどによる共同研究プロジェクトで、同大理工学部の深尾隆則教授(ロボット工学)が研究代表者を務めている。
ベースは北海道富良野市のオサダ農機がヤンマーと共同開発したキャベツ収穫機。2012年に発売された。人が刈り取り部を操作してキャベツを引き抜くが、操縦には熟練が必要だった。
プロジェクトでは、この収穫…