屍(しかばね)を越えてゆけ(小原篤のアニマゲ丼)

有料記事

[PR]

 岩田圭介さん「1月のアニメ新番組って60本くらい? そのうち55本は屍になるかな。リクープ(製作コスト回収)できない。あとの5本の中からとんでもないものが出てくる。それをどうゲットするか」

 諏訪道彦さん「我々テレビ局の人間はそういうヒット作を作ろうと頑張ってきたわけですが、10本作れば必ず1本当たるという世界じゃないのは百も承知。一番大事なのは継続で、そう思って(アニメ業界の)大小の会社がそれぞれ自転車操業を続けている結果、作品数が増えた。中国のおカネが入ってきていることも影響している」

 「『アニメ・ビジネス・フォーラム+2019』~1年間の総括と中国の声優市場~」(主催:デジタルハリウッド大学国際アニメ研究室)が24日に東京・お茶の水の同大であり、取材してきました。第1部のトークセッションの登壇者である岩田さんは1993年からテレビ東京で数多くのアニメをプロデュース。「新世紀エヴァンゲリオン」「ポケットモンスター」「NARUTO」「遊戯王デュエルモンスターズ」といったヒット作を手がけ、昨年11月からはギャガのアニメ事業部長に。外国映画輸入と実写映画製作に加えアニメを同社の新たな柱とするべく腕を振るうそうです。

 もう一人の諏訪さんは読売テ…

この記事は有料記事です。残り4316文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら