リニア体験、ぐっと身近に かつては倍率125倍

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江向彩也夏
【動画】「超電導リニア」に試乗=佐藤英彬、江向彩也夏撮影
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 JR東海リニア中央新幹線実験線(山梨県)で一般向けに開催している「超電導リニア体験乗車」が11月に5年目を迎える。かつては125倍もの高い抽選倍率だったが、多くの人に体験してもらおうと運営が見直され、身近なものになりつつある。報道関係者の試乗会に自称「乗り鉄」の記者(26)が参加してみた。

 10月25日、山梨リニア実験センター(都留市)へ最寄りの富士急行禾生(かせい)駅から徒歩で向かった。中央自動車道富士吉田線の下を走る道を進むと、実験線のある焦げ茶色の鉄橋が見えた。

 鉄橋の下を歩いていく。ちょうどリニアが通過した。「ゴオオー」という大きな音がする。県立リニア見学センターにも寄ると、リニアが通るたび音が鳴り、建物も揺れ、来館者は「速いね」と驚いていた。

 実験センターの自動ドアを抜けると、金属探知機のゲートがあった。切符は「乗車券」ではなく「搭乗券」。大型画面を見ながら説明を受け、空港の搭乗橋のようなホームへ向かうと、5両編成「L0(エルゼロ)系」が停車していた。

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 座席は左右2席ずつ。東海道

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