容姿に自信ない日本の女の子 「完璧な容姿」描いてみた

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三島あずさ
【動画】ありのままの自分と向き合い、自己肯定感を高めることを目指すワークショップ=小玉重隆撮影
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 国際ガールズデーの11日、各地で高校生や大学生らがジェンダーの問題などについて考えた。東京都内の高校では、社会でつくられた「理想像」に疑問を投げかけ、自己肯定感を高めることを目指すワークショップ(WS)があった。ありのままの自分と向き合った生徒たちは何を思ったのか。

 広尾学園(東京都港区)の高校1年の男女55人が体験したのは「大好きなわたし ~Free Being Me~」というプログラム。消費財メーカーのユニリーバのブランド「ダヴ」とガールガイド・ガールスカウト世界連盟が、世界各国で女の子らを対象に行っているWSで、ありのままの自分を肯定し、能力を最大限に発揮できるよう後押しすることが目的だ。

 ダヴが昨年、日本や米国など14カ国の女の子(10~17歳)5千人あまりに行った調査で、容姿に自信があると答えた割合は日本が7%と最低だった。容姿に自信がない女の子のうち48%は、それが原因でやりたいことを諦めたことがある、と答えた。

 「ポジティブな人」「他人の意見を気にしすぎない人」「面白い人」――。WSの初め、生徒たちは輪になり、「なりたい人のイメージ」を挙げていった。賛同する人は「私も!」と言い、発言者の後について小走りで輪を一周する。

 「容姿に関することはあった?」。進行役が問いかけると多くの生徒が首を横に振った。「なりたい人」を思い浮かべる時、見た目より、性格や振る舞いを重視していることを確認するゲームだ。

 3、4人のグループで、「完璧な容姿」として思い浮かぶ女性や男性の絵を描くワークもあった。

 女性の絵で挙がった特徴の多…

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