千葉)幕張で自動運転の実証実験、公道で県内初

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上田雅文
【動画】千葉・幕張で地域限定自動運転の実証実験=上田雅文撮影
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 車の自動運転の実用化に向けた実証実験が、千葉市美浜区幕張メッセからイオンモール幕張新都心までの約2キロの区間で5月にあった。自動運転車を研究している群馬大学と流通大手イオン、市が共同で実施。公道を使った自動運転の実験は県内で初めてという。

 国は自動化の度合いに応じて自動運転のレベルを定義しており、群馬大は2020年までに、地域を限定して運転手がいない乗り物が走る「レベル4」の実用化を目指している。実証実験は16年10月に群馬県桐生市で実施し、その後、札幌市福岡市などでも実施。前橋市ではJRと私鉄の二つの駅間約1キロに自動運転の路線バスを走らせる実験をしている。

 今年5月24日の千葉市での実験は10例目で、ハンドル操作や加速・減速をシステムが行う「レベル2」の自動運転で実施。レベル4を想定し、運転手は緊急時に備えてハンドルに手を添えているだけで行った。2週間前から道路状況や周辺の建物などのデータを収集し、分析したという。

 幕張地区にはイオンモールや…

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