都構想の住民投票「今はやらない方が」 橋下氏が慎重論

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左古将規 池尻和生
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 大阪維新の会・前代表の橋下徹氏は朝日新聞の単独インタビューに応じ、大阪都構想住民投票について「無理してやらない方がいい」と述べ、先送りするべきだとの考えを示した。維新代表の松井一郎大阪府知事は今秋に2度目の住民投票をめざしており、旗振り役だった橋下氏の発言は波紋を呼びそうだ。

 都構想は、大阪市を廃止して東京23区のような特別区に再編する都市制度改革で、大阪市民を対象にした住民投票が必要になる。

 橋下氏は「(大阪府と大阪市の)意思決定を一つにして、恒久的な制度にしないといけない」と都構想の必要性を強調する一方、「今の状況で、都構想の必要性が(市民に)うまく伝わっていない」と述べ、現状では可決は難しいとの認識を示した。ともに維新の松井知事と吉村洋文大阪市長のもとで府と市の連携が進み、「二重行政」の問題を市民が感じられなくなっているとの見方だ。

 橋下氏は2010年、府と市…

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