「クッキングパパ」 犬のベイはどこ行った?(小原篤のアニマゲ丼)

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 「登場人物は500人くらいいるらしいんだけど、僕もとても覚えきれない。長期連載マンガで、人物がトシをとっていくのはあまりないと思う。みゆきちゃんはもう中学生だし、さなえちゃんとまことはそろそろ……。そう言ってると、犬のベイはどこへいった?とか。一番弱いとこなんですけどね。『ベイ帰る』って話、描きましょうか?」

 おお「クッキングパパ」の主人公・荒岩の飼い犬ベイ。最近(ていうかここ数年?)とんと見かけませんが、姿が消えたことを作者のうえやまとちさんも気にしていたんですね。

 1985年から講談社「モーニング」誌で連載が続く長寿マンガ「クッキングパパ」は現在、1400回を超え単行本は142巻。博多の商社で働く営業マンで料理はプロ並みの荒岩を主人公に、毎回料理とレシピが載って「うまい!」「おいしい!」で終わるパターンを繰り返しつつも、物語内の時の流れと共に様々な人物たちの人生を追いかけていくという、その大河ドラマ的な魅力については2008年9月8日の本欄「100巻出たら通読しよう『クッキングパパ』」で書きました。

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 あの時はもうすぐ100巻目…

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