長野)御嶽山噴火の被災者家族らがドローンで捜索
鶴信吾
【動画】御嶽山噴火災害の行方不明者5人の手がかりを探して小型無人飛行機(ドローン)を飛ばした=山びこの会提供
御嶽山の噴火災害から27日で3年になるのを前に、被災者家族らでつくる「山びこの会」は21日、行方不明者になっている5人の手がかりを探して、立ち入り規制区域内で小型無人飛行機(ドローン)を飛ばし、上空から動画と写真を撮影した。映像の分析には1週間ほどかかる見通しという。
同会は、火口から約1キロの立ち入り規制をしている地元木曽町から許可を得て、火口約500メートルまで近づき、「八丁ダルミ」周辺の尾根などの写真約800枚と動画約30分を撮影した。同会の5人や王滝村、木曽町の職員を含む計14人が登り、民間の業者がドローンを操縦。地表から5~50メートルの距離で撮影した。
午前中は風速10~15メートルほどの、人が立っていられないほどの強風だったが、次第に風が弱まり、午前11時40分ごろに行った1回目の試験飛行を含め、午後1時までの間に計5回、ドローンを飛ばした。
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