女子800セメンヤ「理解者に捧げる」 中傷乗り越え金

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原田亜紀夫
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(20日、女子800メートル決勝)

 とびきりのスマイル。投げキス。女子800メートル決勝のスタート前、髪を編み、化粧をした選手たちは思い思いに自分を表現し、スタートラインについた。

 キャスター・セメンヤ(南アフリカ)だけ、カメラを見ない。スタートしてすぐに先頭に出た。

 400メートルは57秒。バックストレート2周目でトップを譲るが、残り200メートルで仕掛けた。誰もついていけない。今季世界最高の1分55秒28で勝ち、復活を印象づけた。

 「最高の気分」…

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