(各駅停話)白丸駅 静寂な街で家具作り

有料記事

松崎敏朗
[PR]

 奥多摩町には田舎暮らしに憧れる移住者が集う。広々とした工房を求める芸術家や工芸作家にも人気だ。

 都内最西の無人駅、白丸(しろまる)駅から坂を下る。歩くこと10分。白壁の鉄骨造りの建物が見えてくる。佐藤健一さん(45)夫婦が開いた注文家具工房「エミケン」だ。ドアを開け中に入ると、まきストーブに真っ赤な炎が揺れ、梁(はり)からカヌーがつり下がる。夫婦手製の家具や革製品が並ぶ。

 佐藤さんは大学卒業後、機械…

この記事は有料記事です。残り303文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら