(各駅停話)新狭山駅 工業団地、再出発の時

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戸谷明裕
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 駅から徒歩3分の三ツ木公園には、古戦場跡の碑が立つ。1537年に小田原を本拠にする北条氏綱と河越城(川越市)の上杉朝定(ともさだ)が激突した合戦の場と記されている。

 かつての戦場跡地に川越・狭山工業団地の整備が始まったのが1962年。線路を挟んで東西4キロ、南北1キロのほぼ長方形で、線路と並行する国道16号にはトラックがひっきりなしに行き交う。川越市と狭山市にまたがり、北隣の南大塚駅方向まで、その広さ約248万平方メートル。7万人が入居できる住宅団地も併設し、建設当時としては日本最大の工業団地だった。

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