(16日、距離男子10キロフリー立位)
ロシア勢の強さに、男子10キロフリー立位の新田は圧倒された。最初の2・5キロで、先頭と早くも20秒以上の差。「悪くない滑りだったが、どこでそんなに離されたのか……」。距離を重ねるごとにじりじりと後退し、17位でゴールした。
終わってみれば1~5位はロシア勢の独占だった。新田も「自分の力は出したが、上位選手は異次元だった」。
スキー距離は日本の得意競技のはずだった。前回バンクーバー大会では、新田の金2個を含む計3個のメダルを獲得。だが、今回はメダルゼロに終わった。この日、男子10キロ座位で久保が5位、女子5キロフリー立位で出来島が6位と健闘も見せたが、表彰台には届かなかった。
「世界のレベルがいかに上が…