難コース攻略、日本一丸 パラリンピック、連日の快挙

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野田枝里子
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(9日、アルペンスキー男子スーパー大回転座位)

 2日連続で金メダルに輝いた狩野。同一種目で大会2連覇という日本勢初の快挙を引き寄せたのは、チームジャパンの力だった。

 試合前のインスペクション(コースの下見)。日本は50分かけて行った。緩んだ雪質と、難しいコース設定を攻略するためだ。決まった作戦は「ジャンプして、最短距離で滑る」。チェアスキーではバランスが取りにくいため、ジャンプの着地に失敗すると転倒する危険がある。20メートルほど飛ぶ最初のジャンプでは、スピードを落とし、ターンして回り道する作戦を取るチームが多い中、日本は積極的に攻めた。「日本選手の技術なら、行ける」。いつもより入念な下見をした上での判断だった。

 日本勢の先陣を切った夏目は…

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