4月15日の休刊日号外に掲載した「番外天声人語」

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 歌人長尾幹也さんは、会社勤めの哀感を詠んだ作品で知られる。〈会社での俺が俺ではないならば一生の大半俺でない俺〉は若き日の1首。程度の差こそあれ職場ではだれしも「建前の自分」を演じてしまう▼長尾さんの作品は朝日歌壇を幾度も飾った。中で最も鮮烈だったのは部下を解雇した際の歌である。〈リストラに幾人を切…

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