(人生レシピ)北崎裕さん:2 いもだこ 能登の四季を、命つなぐ器に

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 「食材から話しかけてきてくれる。声に導かれるように手が動いていました」。北崎裕さんは、能登半島に暮らすようになって料理に起きた変化をそう話します。

 都市の市場に行けば、各地から届く食材が、競うように季節を先取りしています。ところが能登では、いま目の前にあるもの、手にふれるものがすべて。季節の中に…

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