(評・音楽)ジャンギアン・ケラス 溶けるような音色を、丁寧に

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 夢と現実のあいだ、過去と現在のあいだ、あの世とこの世のあいだ。触れた瞬間から溶けて消えてしまいそうな、ジャンギアン・ケラスのチェロの音が広がる(14日、東京・浜離宮朝日ホール)。

 まずはバッハの無伴奏チェロ組曲第1番から。チェロの開放弦をふんだんに使ったこの曲は、奏者がどれだけ楽器を鳴らすことが…

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