(私の謎 柄谷行人回想録)マルクスの可能性:上 “交換”こそが「資本論」の中心

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 ――初期からマルクスについて書いてきた柄谷さんが、30代に発表した代表作の一つが「マルクスその可能性の中心」です。まず、文芸誌「群像」に1974年に連載されました。

 「連合赤軍事件(71~72年)もあって、世の中では、いよいよマルクス主義も終わりだという雰囲気になりました。でも、だからこそ、僕は…

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