(美の履歴書:830)「青磁鎬文壺」 作者不詳 舶来品、日本人に響いたのは

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 展覧会場を歩いて、「青」という色の持つ幅広さと可能性に驚かされた。

 「青磁」は、釉薬(ゆうやく)や粘土に含まれた酸化第二鉄が焼成中に還元され、表面がガラス化することで生まれる陶磁器の総称である。

 私たちの多くがイメージするのは青緑色だ。しかし実際には、黒みを帯びたものや茶色や黄色に近いもの、青…

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