(日曜に想う)規範をつくり守るということ 論説主幹代理・沢村亙

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 首相経験者は回想録を著すべし。

 ノンフィクション作家の保阪正康さんの持論である。なそうとした政治をつまびらかにし、後世の審判に委ねる。「歴史への責任」という。

 だが、虚飾や弁明に終始する回想録があれば、病に倒れて軌跡を書き残せなかった政治家もいる。

 小渕恵三氏がもし回想録を世に出していたら…

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    沢村亙
    (朝日新聞論説主幹代理=国際政治、社会)
    2024年1月14日21時8分 投稿
    【視点】

    コラムで書ききれなかったが、対人地雷禁止条約の署名に向けては日本の「政治」が「政府」に先んじて動いた経緯もあった。1997年に対人地雷全面禁止推進議員連盟が発足し、自民党から中谷元氏が参加し、会長代理に就いた。  「難民を助ける会」副会長

    …続きを読む