(日曜に想う)交わらぬまなざし、空爆の非道 論説主幹代理・沢村亙

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 口をとがらせた男の子の顔を布川庸子さん(89)は忘れられない。

 「危ないやないけ。爆弾は上から落ちてくるし、逃げられへんやろ」

 立命館大学国際平和ミュージアムでボランティアガイドをしていた17年前のこと。戦時中に父が京都の家の床下に掘った「家庭用防空壕(ごう)」を絵に描き、来館者に見せた。木造…

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